合理的な愚か者の好奇心

団塊おじさんの "見たぞ! 読んだぞ! 歩いたぞ!"

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

吉永小百合のリサイタル

昭和37年という年は、吉永小百合にとっては大変幸運な年となりました。すなわち、映画では「キューポラのある街」でブルーリボン主演女優賞、歌っては「いつでも夢を」でレコード大賞。演技と歌と両者の最高峰の評価をいっぺんに獲得してしまったわけです。…

そして「キューポラのある街」

こうして小百合が、奔流のような日活映画の濫作と、彗星のようにスターダムにのし上がった歌手生活の二つの荒波にもまれて、心身ともに極限まですり減らしつつあった、昭和37年。まるで神の見えざる手に導かれるような僥倖ともいえる出会いに、小百合は遭…

吉永小百合と芦川いづみ

吉永小百合がテーマになった途端、読者からの反応がピタッと止まりました。我々団塊おじさんにとっては、「神」とも呼ぶべき聖域に手を付けた報いなのか・・・・定かではありませんが、委細かまわず、敢然として今回も吉永小百合について語ります。 昭和35…

そもそもの吉永小百合

吉永小百合が生涯にただ一度だけ開いたリサイタルについて書こうと思い始めたものの、当時の資料が散逸してなかなか見つからず、2週間を空費してしまいました。深くお詫び申し上げます。かくなるうえは、資料に頼らず、記憶を頼りに書いてしまうつもりです。…