合理的な愚か者の好奇心

団塊おじさんの "見たぞ! 読んだぞ! 歩いたぞ!"

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

薩摩藩士奈良原兄弟の因縁

幕末のように歴史の大転換期には、よくあることのようですが、世にも奇妙なと形容すべき事件が起こることが珍しくありません。そうした中で、奇人・怪人とも言うべき剛胆の者も輩出します。 今回、ご紹介するのは、薩摩藩の奈良原喜左衛門と喜八郎の兄弟の場…

寅次郎のベッドシーン

「男はつらいよ7不思議」があるとすれば、さしずめそのトップにランクインするべき謎は、寅次郎の性生活についてでありましょう。 なにしろ、シリーズ全48作品、合計90時間に及ばんとする全てのシーンに、子細に目をこらしても、寅次郎の下半身に関係す…

寅次郎とリリーの決定的場面

全部で35人のマドンナのうちで、寅次郎との相性がベストだったマドンナと言えば、リリー(浅丘ルリ子)ということで大方の意見は一致すると思います。リリーは、場末のキャバレーまわりの売れない歌手という設定であり、寅次郎と同じ浮き草稼業であり、寅…

寅次郎の恋、成績は2勝0敗33分け

「男はつらいよ」全48作を通して車寅次郎は、振られ振られてなんと35人のマドンナから振られ続けたことが、あたかも常識であるかの如く喧伝されております。(マドンナは純計で36人ですが、後藤久美子は満夫の恋人なので除外してカウントします) しか…

「男はつらいよ」ベストシーンは?

山田洋次監督のすごいところは、画面の隅々にまで、綿密な気を配っているところです。 ここで言う「画面の隅々」とは、文字通り画面の四隅の端っこという意味でありまして、四隅にまで神経を行き届かせているということです。したがって、二度三度と見ますと…

「男はつらいよ」シリーズ最高傑作は?

私は、何を隠そう映画「男はつらいよ」シリーズの正真正銘の熱烈なファンであります。「正真正銘の熱烈なファン」とは、一体どういうファンかと言いますと、昭和44年の第一号マドンナ光本幸子以来、シリーズ48作全てを見ていることは当然として、普通の…