合理的な愚か者の好奇心

団塊おじさんの "見たぞ! 読んだぞ! 歩いたぞ!"

2007-01-01から1年間の記事一覧

尿管結石

私は若い時から尿管結石が非常に出来やすい体質でありまして、そもそもの最初は今から33年前、私がまだ二十才台の半ばにまでさかのぼります。真夜中、私が熟睡している最中にその激しい痛みが急激に私を襲いました。息も出来ないほどの激しい痛みで、私は布…

ヨーロッパのATM

私がヨーロッパへ出発する際は、先達から細々とした便利情報を教えてもらったものです。その中でも、とりわけ「なるほど !」と膝を打った情報の一つに、「ヨーロッパはカードが使える店が多い。したがって、現金はあまり持っていく必要がない。」というのが…

MLBの内野は広い!

私は米大リーグ、通称MLB(Major League Baseball)の大ファンです。毎週休日の午前中は、NHKのBSで、イチローのマリナーズや松井のヤンキース、そしてワールドシリーズを制した松坂のレッドソックスの試合を観戦するのが、無上の楽しみです。 ところで、TVで…

海外情報12:現地女性添乗員の孤独

海外旅行の添乗員には、いろいろな種類があるようで、最も典型的な添乗員は、前回ご紹介したように、出発の成田からはじまって現地をほとんどつきっきりでアテンドしたうえで、また成田に帰るまで、全行程をつきそってくれる添乗員さんです。こうした典型的…

海外情報11.添乗員残酷物語

今回の旅行は、9日間の全行程を同じ添乗員さんにピッタリマークしてもらえるJTBツアーを選択しました。とかく旅行というものはトラブルがつきものですが、その一方で想定外のトラブルがあった方が却っておもしろいというあまのじゃくな性格を持っています。…

海外情報10.ヨーロッパのトイレ事情

30年前の私でもなく、20年前の私でもなく、今の私にとって、外国旅行を負担に感じさせる大きな要因の一つは、加齢と共に増大するトイレの重要性なんです。私の場合、恥ずかしながら慢性尿管結石とも呼べるほどに年中結石が膀胱を刺激し続けている関係で、ど…

海外情報9.シャンゼリゼのマクドナルド

前回に続いてパリ情報です。今回はシャンゼリゼのマクドナルドについてです。私は三回のヨーロッパ旅行で初めて、シャンゼリゼ通りにマックが忽然と姿を現したのを発見しました。場所は前回ご紹介したカフェ「ラ・ブリオシュ・ドレ」のすぐ近く。二十年前に…

海外情報8.30年後のパリのカフェ

私の場合、パリを訪れるのは、生涯で三回目となります。一回目は就職して間もなくの52年、友人と一緒。二回目は、研修が目的の昭和63年。そして今回が三回目。したがって、三十年前と二十年前と現在のパリを比較できるはずになります。 パリの楽しみの定番の…

変わらない顔

今回は私の顔についてなんですが、大変恥ずかしいことに私の顔は中学生以来あまり変わっていないようなんです。もちろん自分でははっきりとわからないのですが、古い友人たちは皆そのように証言してくれます。早い話が童顔ということなんです。童顔に生まれ…

海外情報7:パリのアズナブール

ちょっと前に、有楽町の国際フォーラムのホールAに「アズナブール さよなら日本公演」を見に行ったことを書きました。「アズナブールも83歳だし、今回はあの情熱的な歌は期待できないだろうな、でも自分の青春を彩った大切な歌手だから、見納めとして聞きに…

海外情報6:天気予報に見る国民性

いつのことだったか、「トリビアの泉」で「ローマのTVの天気予報は、軍人が説明する」というのがあったような気がします。今回の旅行で判明したのですが、これは本当です。おそらく軍事衛星で天気情報を把握するためなのでしょうか、軍服を着た軍人らしき方…

「文化」という言葉

世の中には「頭の中にイメージを結びにくい言葉」、簡単に言えば「わかりにくい言葉」が星の数ほどあるものなのですが、私の場合、そうした言葉の一つに「文化」があります。 「文化行政」「文化事業」「文化施設」「文化活動」・・・・通常、どんな言葉でも…

朝青龍問題を考える視座

最近のニュースで、相撲ファンにとって大変悩ましいものに、朝青龍問題があります。あれよあれよという間に、修復不能なフェイタルなところまで行ってしまうのではないかと心配させるものがあります。この朝青龍問題について、久しぶりに「時間厳守子」さん…

海外情報5:ローマのしゃれ男

「パリは女がおしゃれだが、ローマは男がおしゃれ」とよく言われます。これは本当です。今回の旅行でびっくりしたことのひとつが、その「ローマの男のおしゃれ度」なんです。「おしゃれ」と一言で済ますことが許されないほど、ローマの男のおしゃれは気合が…

海外情報4:狭くなったスペイン階段

ウィリアム・ワイラーの1953年の映画「ローマの休日」は偉大な作品です。オードリー・ヘプバーンはこの作品で、見事第26回アカデミー賞主演女優賞を射止めたほか、アカデミー賞3部門を受賞しています。しかし、この映画の評価を不朽のものとしている最大の…

海外情報3:ローマのごみ収集

今回は前回つながりで、ローマのゴミ事情についてです。ローマのゴミの収集システムは東京とかなり違います。 東京では、まず「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「粗大ゴミ」「びん・かん」の厳しい峻別を義務づけられます。そして、それぞれ所定の曜日に所定の…

海外情報2:パリのゴミ箱

海外のゴミ事情は、各国で独特の事情があって、大変興味深いのですが、とりわけ日本と正反対の方針で収集している国には、その国民性も考えさせられて愉快です。そのなかでも、今回はパリのゴミ箱について語りたいと思います。 各国の公道や公共施設のゴミ箱…

海外情報1:観光都市のコツ

9日間のヨーロッパ旅行をしてきました。場所は、イタリア4都市(ミラノ・ベネチア・フィレンツェ・ローマ)とパリ。このため、本ブログの更新が長い間滞りましたことをまずもってお詫びいたします。しかし、この旅行のおかげでブログの種をたくさん拾って…

深見千三郎の粋(いき)

今回は深見千三郎という芸人さんについてです。まず、深見千三郎という人について、ほとんどの読者は知らないと思います。今からおよそ40年前、明治大学工学部4年生の北野武という学生が、4年生でありながら無謀にも明治大学を中退し、浅草六区のフランス座…

浅草ウラ観光案内:浅草神社

今回の浅草ウラ観光案内は、今(5/19現在)三社祭で沸く浅草神社です。「なんだ、浅草神社では表の観光案内じゃないか?」とご不満の向きもあろうかと思いますが、あわてめさるな。(しかし、最近のおみこしは女性が沢山担いでいるんですねぇ!びっくりしま…

浅草ウラ観光案内:レストラン大坂屋

久しぶりの浅草ウラ観光案内です。今回、ご紹介するのは浅草寺の裏、言問通りをはさんで北側、下町の小粋な洋食屋さん、「レストラン大坂屋」です。創業は大正2年、永井荷風が文化勲章の祝賀会を行ったという、85年の歴史を誇る由緒正しい折り紙つきの洋…

亀戸ぎょうざの作法

今回は「亀戸ぎょうざ」の紹介をしたいと思います。 亀戸駅からすぐの路地裏に古くからあるらしい佇まいの貫禄の店構えが、本店です。いつも行列が出来ていますが、客の回転は驚異的な効率で、待たされてもストレスはあまりありません。驚異的な客の回転を支…

アクセス解析の新兵器登場!

画期的なアクセス解析の新兵器を、あたらしもの好きな小生らしく早速導入してみました。 左欄の「映画鑑賞履歴」の下に新設した「人気記事ランキング」と「検索フレーズランキング」にどうかご注目ください。。 まず「人気記事ランキング」とは、私のブログ…

台北のバランス

私が旅行したのは、台北だけですが、台北だけのエリアを見ても、文化的に色鮮やかにバランスが取れていることに感心させられる。文化的なバランスとは、すなわち「過去と現代のバランス」です。 まず過去の台湾を最も典型的に表象するものと言えば、当然「国…

台湾のおいしいもの

日本人と台湾人の味覚の構成には、それほどの違いはないらしく、台湾で食べたもので「これはとても食えない!」と思わせられたものは、ほとんどありませんでした。たとえば、ビールなんて台湾ビールの方が日本のビールよりもうまいぐらいです。そんな中で、…

台湾の「チェッ、チェッ、チェッ」

私にとって初めての台湾(台北)に行って来ました。期間は二泊三日です。期間は短かったものの、大変充実した海外旅行でした。すなわち、ツアーであるにもかかわらず、幸運な偶然からガイド(74歳の爺さん)も車も二日間独占できたからです。おかげで、丸二日間…

トラブル復旧 !

3月21日から原因不明のトラブルによりまして、本ブログの最新記事閲覧のための「トップページ」を見ることができない状況が続いておりました。「トップページ」の代わりに4ヶ月前の「今に残る昔の銀座写真集」の記事が出てきたようです。大変ご迷惑をおかけ…

私だけの浅草

かつて「浅草ウラ観光案内」として「やきそばの花屋」や「東本願寺」「警視庁菊屋橋署」などをご案内しましたが、今回はその続編として、私だけの記憶に焼きついている私を作った私だけの浅草の思い出を写真と一緒にお送りします。 まず、最初は今のJRA馬…

喜多條忠という作詞家

喜多條忠という作詞家をご存知でしょうか?「きたじょうまこと」と読みます。昭和22年生まれですから、ほぼ私と同じ団塊世代。私の20歳代の時代を代表する作詞家で、当時の若者の気持ちを見事に代弁する優れた作品を連発しました。例を挙げれば、かぐや…

アズナブールはすごい!!

2月10日(土)、シャルル・アズナブールのコンサートに行ってきました。場所は東京国際フォーラムAホール。題して、「ラ・ボエーム最終章 ありがとう、さよなら日本公演」。題名を聞けば、「ああ、アズナブールも83歳だし、もう限界なんだろうな。だか…