合理的な愚か者の好奇心

団塊おじさんの "見たぞ! 読んだぞ! 歩いたぞ!"

グーグルの「ストリート・ビュー」

「インターネットは便利だ」と言われるままに、パソコンを購入し、当時としては最新の電話回線にやっと接続してインターネットに繋ぎ、「インターネットで検索しても遅すぎるし、やっと出てきても情報が少なすぎる !!」と怒り、「インターネットは何の役にも立たない、幻想にすぎない」と大声を出していた私は、さて何年前の私でありましたろうか・・・・
あれからかれこれ十年くらいは経っているでしょうか。

あれからADSLから光回線へと、回線スピードは飛躍的に改善され、料金も安くなるなど、インターネット関連の数々のサプライズがありました。
思いつくままに順不同であげてみますと、
○動画が、楽々と見られるようになった。
○辞書が、国語辞典から英和辞典、そしてwikipediaのような百科事典に至るまで、楽々と早く使えるようになった。
○「駅スパート」をはじめ、交通機関の乗り換え検索が簡単にできる。
○住所さえわかれば、全国の地図がピンポイントで判別できる。
等々です。

そして、この8月5日、グーグルはこれらをはるかに凌駕する究極のサプライズを発表しました。
それはストリートビューと申します。
おなじみのグーグルの地図サービス「Googleマップ」に、道路から撮影した360度パノラマ写真を見る機能が追加されたのです。
すなわち、いつもどおり「Googleマップ」で住所を検索しようとすると、見慣れない「ストリートビュー」なるアイコンが8月5日から追加されているのです。
多くの読者が初耳だと思われますので、早速ご自分の家やマンション、あるいは恋人の住所を「Googleマップ」で検索してみてください。
使い方は、びっくりするほどわかりやすくて簡単です。

S080805_google2 既に日本の十二の都市の地図情報を網羅したそうであります。
道路から見える風景は、全てカバーしてあるようですので、民家はもちろん、道路を走っている車、歩いている人間も写っています。
プライバシーの問題があるので、人の顔や家の表札にはボカシを入れてあるようですが、アメリカでは実際に訴訟も起きているそうです。
風景はクリックすれば、簡単に360度回転しますし、拡大・縮小も自由自在です。

最初の話に戻りますが、私もインターネット生活十年以上のヘビーというか「オールド・ユーザー」でありますが、この「ストリート・ビュー・サービス」は、これまでで一番のサプライズです。
百聞は一見に如かず、です。みなさん、早速試してみてください。

しかし、この「ストリート・ビュー」のおかげで、私たちはわざわざ家の外に出なくとも、パソコン一台さえあれば、日本中のどこへでも気ままに散歩できることになったわけです。
日本どころか、世界中の津々浦々まで、車の通れるところまでではあるものの、気楽に旅行できることになりました。

落ち着いて考えてみますと、相当に恐ろしいことのような気がしてきましたネ・・・