合理的な愚か者の好奇心

団塊おじさんの "見たぞ! 読んだぞ! 歩いたぞ!"

当世音楽事情

同じシニアのご同輩の皆さん、そういえば我々団塊の世代はさても音楽好きな人種でしたよね。レコードが買えない小学生時代の我々は、安物のオープンデッキのマイクの真ん前にラジオのスピーカーを据えて、ヒット曲を録音して覚えたものでしたね。
その後のビートルズ時代、そしてフォーク時代。CDを買い込んでひたすら聞いていましたね。
さて、ご同輩、そのCDが極端に売れなくなっていることをご存知か?
平成21年から平成26年の6年間でCDアルバムレコードの売り上げは、なんと 2/3 と激減して1423億円。どうやら音楽好きの若者たちは、スマホをはじめとした電子媒体やストリーミング視聴に雪崩を打って変化しているらしい。

そしてもうひとつの驚くべき、顕著な数字の変化を見ていただきたい。
それはコンサート市場の爆発的拡大なんです。同じ平成21年からの6年間の数字を見てみますと、なんと[E:sign03] 2.2倍の拡大で、2749億円[E:sign03] この結果、音楽ソフトの売り上げ萎縮を補って余りあるコンサート市場の拡大により、音楽ソフトとコンサートの総需要は同じ6年間でなんと[E:sign03] 20%の膨張なんですねぇ。
こりゃ、ちょっと驚きますよねぇ、ご同輩[E:sign03]
これらの数字、実はなかなか調べにくい代物でして、「一般社団法人コンサートプロモーターズ協会」の資料にあたってやっと出てまいりました。

わかりやすく申しますと、最近の若者は、家の中で孤独にCDを聴くなどという悠長なことはせず、好きなアイドルなり歌手にターゲットを定めて、アリーナ公演やドームツアー公演を目指して、全国を追っかけまわして音楽を楽しむスタイルのようなんです。これを称して「追っかけ」と申します。

というわけで、小生も、2月19日はオーチャードホールの「中島みゆきリスペクトライブ」、4月15日は浅草公会堂と、島津亜矢を追いかけていく予定です。