アナログ・CDからデジタルへ
7月24日発売の「iPodミニ」が大変な人気で、どこの量販店も品切れ中。全ての機種が「予約受付中」で、入荷はいつになるかわからないという状況であります。(写真は錦糸町ヨドバシカメラ)
思い起こせば、アナログレコードがCDレコードに置き換わったのはいつの頃だったろうか?昭和50年代の半ば頃だったろうか?あの時も日本人が、一斉にアナログレコードからCDレコードに乗り換えるスピードの速さはすごかった!
当時、たまたまヨーロッパ旅行をした私は、パリのレコード店でアナログレコードがまだまだ幅をきかせているのを見て、我が国のCD化の速さに逆に驚かされたことを思い出します。
CDの後は、MDである。
今や、レンタルCD店で新譜のCDを借りて、MDに録音して持ち運ぶという若い人の生活スタイルは、定着しつつある。
ある調査によると、’03の携帯音楽プレーヤーのタイプ別シェアは、MD59%、CD29%、カセットテープ10%、そしてデジタルはまだ2%となっているにすぎない。しかし、MDへの生活の変化を待ちかねるかの如く、今度はiPodミニに代表されるデジタル携帯音響機器が我が国を猛烈な勢いで席巻しかねない情勢なのである。
なにしろ、日本人という民族は便利だと思ったら、きわめてクールに短期間でたやすく乗り換える国民性を持っているのであります。
かつて、明治維新後、それまでの和時計から西洋時計への日本人の転換の速さは、すさまじいもので、一瞬のうちに和時計が姿を消したと語り継がれている。
きっと、MDもCDも、驚くほどすぐに貴重品になるのではないでしょうか?
ところで、どこかにアナログレコードの再生機ないかなぁ~。
今、我が家では、アナログレコードのLPは、ビートルズも南沙織も、そのジャケットをポスター代わりに飾るしか使い道がないんですよ・・・・・