合理的な愚か者の好奇心

団塊おじさんの "見たぞ! 読んだぞ! 歩いたぞ!"

宮本信子と山口果林

Miyamoto

私には、女優の宮本信子山口果林の区別がつきません。

ところが、この数年しばらく見なかったと思っていたら、お二人ともほぼ同時期に相次いでテレビで頻繁にお目にかかりだしたので、びっくりしています。
まず宮本信子さんの方ですが、おそらく上の写真が彼女のはずです。
この4月から毎朝、国民的番組といわれている朝の連続ドラマ「あまちゃん」で、かわいそうに主人公のおばあちゃん、もっと言うと小泉今日子のおかあさんをやらされています。先日、偶然そのドラマをみかけましたが、若いとき同様の相変わらずの美しさで、家族全員の食事シーンでは誰がおばあちゃんで、だれが娘か、にわかにはわからないほどです。エッ? [E:happy01]
この宮本信子さん、言わずと知れた亡くなった名監督、伊丹十三の奥さまで、御年68歳です。
Karin2 そして一方、左の写真は誰でありましょう。
これまた1971年のNHK朝の連続テレビドラマ「繭子ひとり」のヒロイン繭子を演じた山口果林さんであります。
山口さんもものすっごく久しぶりに、先日SMBCフレンド証券のCMでお見かけしました。見終わって、すぐには私は山口果林だったのか、宮本信子だったのかにわかに判断できませんでした。
山口さんの方は、その後演劇集団「阿部公房スタジオ」の中心人物として活躍し、いまも独身です。(一説には阿部公房と不倫関係であったという話もあります)
山口果林さんの育った家は、東京駅八重洲口を出て八重洲通をまっすぐ徒歩10分、小さな橋のたもとの鉛筆ビル。当時「千代田書房」という名の本屋さんのお嬢さんです。
繭子ひとり放映中は大変な人気で、軽薄な学生の追っかけがたむろしていましたっけ。現在、この書店は存在しません。ビルも建て替えられています。
こちらも阿部公房がお相手ではさぞやご苦労も多かったことがしのばれますが、65歳の今も十分お美しい女優さんです。
再度申し上げます。
私にはこの二人・・・ すなわち宮本信子山口果林の区別がつかないのです。